予備知識なしでカラーグレーティングに挑戦。
それも Final Cut Pro Xで…
カラーグレーティングといえば「Davinci Resolve」がやはり定番なのでしょうが、どうしても長年使ってきたFinalCutで完結したいという無謀な考えから、最近のバージョンアップでカラー編集環境が少し充実した「カラーインスペクタ」を使って試行錯誤していきたいと思います。
グレーティングの前に、正確な色情報を見ておきたいので「ビデオスコープ」を表示しておきます。
ビューアの左にビデオスコープが表示されるので、「波形」と「ルミナンス」を選択しておきます。
ルミナンス(輝度)を調整してみる
カラーインスペクタの「カラーカーブ」を選択して、ブラックポイントとホワイトポイントが放送の許容範囲内に収まるように調整します。
このクリップは左のビデオスコープを見てもすんなり許容範囲(0〜100まで)収まっているので問題ないでが…
せっかくなので、「カラーカーブ」の「ルミナンス」を調整してみます。
ルミナンスカーブを任意で2点調整して0から100までの範囲を少し広げてみると
ちょっとだけ、パキッとしたシャープな印象になりました。
ここで気がついたのですが、調整する前の左側の映像は「なんとなくシネマっぽい」のに輝度を最適化した右の映像は「ちょとビデオっぽい」という感じがします。
ここまで解説して矛盾しまくりなのですが、やはり数値や最適化はあくまで目安で、みた感じのフィーリングを良しとするという判断も必要なんだなという事でしょうか。
もちろん、この0〜100を超えてしまっている場合は黒ツブレや白トビになるので、調整は必要だと思います。